コーヒーは一日の始まりに欠かせない飲み物ですが、自分で淹れるときにはコーヒー豆の量やお湯の量、挽き具合などに悩むことはありませんか？
コーヒーの味は、これらの要素によって大きく変わります。
そこでこの記事では、美味しいコーヒーを淹れるための量のコツをご紹介します。
以下の内容を参考にして、自宅でカフェのようなコーヒーを楽しみましょう！
ドリップコーヒーの詳しい入れ方は、「初心者でも簡単に美味しいコーヒーを淹れる方法|ハリオV６０円錐形ドリッパーの使い方」の記事を参考にしてください。
コーヒー豆の量はどれくらいが適切なのか
コーヒー豆の量は、コーヒーの濃さや風味に大きく影響します。
一般的には、180mlの水に対して10gから12gのコーヒー豆が目安とされています。
しかし、これはあくまで目安であり、好みや使用する器具によって調整する必要があります。
例えば、浅煎りのコーヒー豆は酸味が強く、濃いめに淹れると苦く感じる場合があります。
その場合は、少なめの量で淹れるとバランスが良くなります。
逆に、深煎りのコーヒー豆は苦味が強く、薄めに淹れると味が薄く感じる場合があります。
その場合は、多めの量で淹れると風味が出ます。
僕は、通常10gのコーヒー豆でコーヒーカップちょうど1杯分の120mlのコーヒーを抽出しています。
また、使用する器具によっても適切な量が異なります。
ドリップ式やサイフォン式では、上記の目安で問題ありませんが、エスプレッソマシンやネスプレッソなどでは、圧力で抽出するために少ない量で濃厚なコーヒーが作ることができます。
コーヒープレスやフィルターなどでは、水とコーヒー粉が長く接触するために多めの量でしっかりとしたコーヒーを作ることが出来ます。
コーヒー豆の量を測る方法
コーヒー豆の量を測る方法はいくつかありますが、最も正確な方法は電子スケールを使うことです。
電子スケールは小さくて安価なものも多く販売されていますし、他の料理やお菓子作りにも便利です。
電子スケールを使う場合は、ドリッパーやフィルターも一緒に乗せてからゼロ点調整してからコーヒー豆を入れると良いでしょう。
電子スケールを使わない場合は、メジャースプーンやカップなどを使って目分量で測ることもできます。
ただし、この方法はあまり正確ではありませんし、挽き具合や豆の種類によっても重さが変わります。
コーヒーサーバーを購入すると一緒にコーヒーメジャーが添付されています。
大体コーヒーメジャー1杯で約8gから12gの量のコーヒー豆になります。（メーカーによって異なる）
お湯の量はどれくらいが適切？
お湯の量も、コーヒーの濃さや風味に大きく影響します。
一般的には、コーヒー豆10gに対して150ml~180mlのお湯が目安とされています。
しかし、これもあくまで目安であり、好みや使用する器具によって調整する必要があります。
例えば、ドリップ式では、お湯を少なめにするとコーヒーが濃くなりますが、苦味や渋みが強く感じられる場合があります。
逆に、お湯を多めにするとコーヒーが薄くなりますが、酸味や甘みも弱くなります。
サイフォン式では、お湯の量は上部の容器に入る量に制限されますが、抽出時間を調整することでコーヒーの濃さを変えることができます。
また、使用する器具によっても適切な量が異なります。
エスプレッソマシンやネスプレッソなどでは、少ない量のお湯で高圧で抽出するために濃厚なコーヒーが作れます。
コーヒープレスやソロフィルターなどでは、多めの量のお湯で長時間抽出するためにしっかりとしたコーヒーが作ることができます。
コーヒー豆の挽き具合はどれくらいが適切？
コーヒー豆の挽き具合も、コーヒーの風味や抽出時間に大きく影響する大切な要素ですよね。
一般的には、粗挽きから細挽きまで5段階くらいに分けられます。
挽き具合のサイズは、一般的な食品や調味料と比較して表現することができます。
- 粗挽き……砂糖粒より大きい
- 中粗挽き……砂糖粒と同じくらい
- 中挽き……グラニュー糖と同じくらい
- 中細挽き……上白糖とグラニュー糖の中間くらい
- 細挽き……上白糖より細かい
- 極細挽き……粉糖のようなパウダー状
なお、それぞれの挽き具合の特徴は以下のとおりです。
- 極細挽き……エスプレッソマシンやマキネッタなど、高圧で抽出する方法に適しています。苦味が強く濃厚なコーヒーになります。
- 細挽き……ウォータードリップ（水出し）やサイフォンなど、お湯とコーヒー粉が短時間で接触する方法に適しています。苦味とコクが強くバランスの良いコーヒーになります。
- 中細挽き……ペーパードリップやコーヒーメーカーなど、一般的なドリップ式の方法に適しています。酸味と甘みが引き出されるコーヒーになります。
- 中挽き……サイフォンや布ドリップなど、お湯とコーヒー粉が長時間で接触する方法に適しています。酸味が強くスッキリとしたコーヒーになります。
- 粗挽き……フレンチプレスやパーコレーターなど、お湯で直接煮出す方法に適しています。苦味が少なく酸味が多いコーヒーになります。
まとめ
コーヒー豆の挽き具合や分量は、コーヒーの風味や抽出時間に大きく影響します。
自分の好みや使用する器具に合わせて適切な挽き具合を選ぶことで、コーヒーの魅力を最大限に引き出すことができます。
ぜひ自分の好みの挽き具合を見つけて、美味しいコーヒーを楽しんでくださいね。