僕は自宅でハリオ製のV60ドリッパーを使ったコーヒーの淹れ方で、毎日お家で入れるコーヒーが楽しくなればいいな~と思ってこのブログを書いています。
ドリップコーヒーを淹れるのは簡単ですが、毎日安定したおいしさで淹れるためのコツを4つご紹介します。
- 【コツ①】蒸らして二酸化炭素を出す。
- 【コツ②】注ぎ入れる高さは一定にして、ひらがなの「の」の字を描くように回し入れる。
- 【コツ③】お湯を注ぐときにフィルターの周りにできた粉の壁を崩さない。
- 【コツ④】最後の最後まで抽出を絞り切らない。
尚、淹れ方の全体概要は「初心者でも簡単に美味しいコーヒーを淹れる抽出方法|ハリオV60円錐形ドリッパーの使い方」の記事でご紹介しています。
ハリオV60を使ったドリップコーヒーの淹れ方のコツ
コツ①蒸らして二酸化炭素を出してあげよう
ドリッパーに粉をセットしたのち最初に、少々のお湯を注いでコーヒーの粉を湿らせ、蒸らします。
そうすると、コーヒー粉が水分を吸って膨らんできます。
それと同時にコーヒーの粉からは二酸化炭素が放出されます。
二酸化炭素はコーヒー成分がお湯に溶け出すのを阻害する性質があります。
お湯が染み込むことで二酸化炭素が出て、コーヒー成分がお湯に溶け出す効率が上がると言われています。
蒸らす時間は30秒くらいで良いと思います。
一般的に売られているドリッパーの内側には溝が付いています。それには2つの理由があります。
- 二酸化炭素を出しやすくするため
- 抽出液の流れをよくするため
コツ②注ぎ入れる高さは一定にして、ひらがなの「の」の字を描くように回し入れていきましょう
蒸らし終えたらお湯を注いでいきましょう。
注ぎ入れる高さは一定に、ひらがなの「の」の字を描くように回し入れていきます。
ここで豆がモコモコと泡が立つように膨らむのは新鮮でアロマを含んでいるコーヒー豆である証です。
泡の正体は先ほどお伝えした通り二酸化炭素で、焙煎したての豆は香りの元となる二酸化炭素を多く含んでいます。
二酸化炭素は時間が経つにつれ減少し、鮮度の目安になります。
包装容器や包装方法が良くないと劣化し、ガスがどんどん抜けてお湯を注いでも膨らまなくなっていきます。
コツ③お湯を注ぐときにフィルターの周りにできた粉の壁を崩さない
ドリップコーヒーを入れるときに一番やってはいけないこと。それは、
お湯を注ぐときにこのコーヒーの壁を崩して粉を下に落とし、表面を均してしまうこと
理由は2つあります。
①この粉の壁は、フィルターの面からサイズの大きい粉・小さい粉・泡の順番に層になり、泡は単なるアクでしかありません。
(煮物作るときにアクは取り除きますよね)
クリアな味わいを出すためには、極力小さい粉と泡を下に落としたくないのです。
②フィルターの端っこにお湯を注いでしまうと、お湯が粉を通らず、壁からそのまま下に通過して味を十分に抽出する機会を損ないます。
なので、お湯で攪拌をして表面を均すのは絶対にやめましょう。
コツ④最後の最後まで抽出を絞り切らない
「粉がもったいない!」と思いがちですが、コーヒーの必要量ができたらドリッパーを外しましょう。
最後の最後まで絞り切ってしまうと、コーヒーの粉の最後は苦みと雑味が残ると言われているためよくありません。
こちらのショート動画でドリップのイメージしてください。
まとめ
ドリップコーヒーを使った場合の入れ方のコツについてご紹介しました。
- 【コツ①】蒸らして二酸化炭素を出す。
- 【コツ②】注ぎ入れる高さは一定にして、ひらがなの「の」の字を描くように回し入れる。
- 【コツ③】お湯を注ぐときにフィルターの周りにできた粉の壁を崩さない。
- 【コツ④】最後の最後まで抽出を絞り切らない。
お家でのコーヒータイムを楽しんでくださいね。