プログラミングを全くの未経験で、転職やアプリケーションを作りたいと思ったときに、スクールに通うべきかどうかを悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
プログラミングを学ぶときに、スクールに通うべきか、独学で頑張るべきかを考えてみました!
ぼくは、過去2回プログラミングスクールに通いました。
- <2019年~>一度目はテックアカデミーの”【セット割】Webデザイン+WordPressセット”
- <2021年~>2回目は、TECH.I.Sの”副業コース”
分けてそれぞれお話しします。
一度目はテックアカデミーの”【セット割】Webデザイン+WordPressセット”
【セット割】WebデザインとWordPressのセット【結論】全く未経験の初心者ならばプログラミングスクールはぜひおすすめ!
1スクール目【テックアカデミー】に決めた理由
ぼくがまず初めになぜプログラミングを勉強しようかと思ったかと言いますと、
当時コーヒー豆を自分で焼くことにハマっていたので、そのコーヒー豆をネットショップで売るために自分のサイトが欲しい!と思ったことでした。
その時全くプログラミングの知識がなく、Wordpressという単語も知りませんでした。
そしてECのカート機能が欲しかったぼくは、サイトを作ってくれる会社に見積もりを取ることに。
そうしたら約50万円近くの見積もりが!
これが高いのか安いのかも正直全然分からなく、色々調べていると、数万円でサイトを作ってくれる方も世の中にはたくさんいます。
(今ではとても便利なものがあり、ランサーズやココナラといったサービスを使えばもっと安くサイトは構築できるはず)
それとこの50万円は何が違うんや!!!!と思っていました。
その時に、これは自分で作れるようになれば、今後色々勉強にもなるし、好都合じゃないか?
と(すごく前向きに)思い始め、プログラミングスクールを検索し始めました。
まず、スクールを決めるときに、オンラインかリアルか、です。
ぼくの場合時間に融通が利くオンライン一択でした。
そして調べると、検索結果に無限にプログラミングスクールが出てきます笑
その中でぼくがスクールに求めたことは2つ。
- 今の会社の仕事でも活かすことができる。
- 自分のサイトを手軽に作ることができる
これを1番近道で叶えてくれそうに思ったのが、テックアカデミーのこのコースだった。
実際テックアカデミーの”【セット割】Webデザイン+WordPressセット”コースはどうだったの?
Webデザインコースは、HTML、cssとはなんぞやということと、デザインはこうやって考えるんですよーということを薄く広く学べます。
本当に初心者の中の初心者向きであり、本当に初心者の中の初心者であるならばおススメです。
WordPressコースは、最初から最後までWordpressのことを中心に学びます。
HTML、cssの知識一切なくして、Wordpressコースに最初から突っ込むのはかなり危険です。
WordPressのオリジナルテーマを作ろうというカリキュラムが含まれているので、そもそもwebデザインが書けてそれを具現化するだけの最低限のHTML、css知識が無いと厳しいなというのがぼくの意見です。
実際に、Webデザインコースで学び始めると、本当にHTML、cssのことなんて何も知らなかったのでとても新鮮でそしてとても勉強になりました。
しかしWordpressコースで実際にサイトを作ろうというカリキュラムになると、正直HTML、cssはあまり分からなくてもサイトを作って世に出すことができることもここで判明しました(笑)。
※Wordpressがいかに簡単といえど、色々メンテナンスやアップデートしたい場合は、プログラミングの最低限の知識があったほうが良いです。
また知識が無いと、本当に見積もりを取った際などに、値段が高いのか安いのかの判断が付きません。
ぼくが最初カモにされそうになったように(笑)。
その判断基準が付いただけでも成長したかな、と思っています。
【テックアカデミー】良かったこと
- 基本の「き」は十分学べました。
- アプリケーション開発環境が、「AWS Cloud9」だったこと。
- パーソナルメンターさんが付くこと。
- 指導とは別でモチベーションを保つためにメンタリングの時間があります。
ひとつひとつお話しします。
基本の「き」は学べました。
デジタルのカリキュラムはよく、まとまっているので、スクールが終わった今でも参考にさせてもらっています。(ログインだけできればずっと見ることができる)
アプリケーション開発環境が、「AWS Cloud9」だったこと。
今は分かりませんが、ぼくが通っていた時期は、Amazon Web Services(AWS)が提供している、アプリケーションの開発やデータベースなどをクラウド環境で利用できる「AWS Cloud9」を使ってカリキュラムが進んでいました。
環境環境が殆ど全てAWSで完結しているイメージです。
その点、TECH.I.Sは、フリーランスの方がよく使われていそうな、Visual Studio CodeやApacheでしたので、
2つの会社で2通りのやり方を出来たことはよかったなと思っています。
パーソナルメンターさんが付くこと。
オンラインで30分などオンラインで直接教えていただける時間があるのですが、毎回同じ講師の方が指導してくれます。
指導とは別でモチベーションを保つためにメンタリングの時間があります。
これは結構皆さん意見が分かれるかもしれません。
Googleで検索しても、「いらない」「不要」とかいろいろ出てきます(笑)。
なぜかというと直接の勉強とはあまり関係なく、勉強を維持するためのカウンセリングに近い形の時間だから。
ぼくの場合は、カウンセリングされる方もプログラミングの知識があった方に担当していただけたので、結構この時間にコーヒーのサイトを作りたいことであれやこれや相談に乗っていただいていたので有益な時間だと思っています。
因みに要らない人はキャンセルもできます(笑)
結局スクールに行くかもそうですが、目的意識があれば続けられるし、強い。
【テックアカデミー】難しかった点
- メンターに相談できる数(時間)が少なかったかな、という印象はある。
- AWSの環境構築は難しかった(というよりよく分からなかった)。
メンターの数が少なかったかな、という印象はある。
本当に最初は何が何だか本当に分からないので、分からないときにすぐ!聞けるのがとても重要です。
分からないことをずっとそのままにしておくと他のことが手に付かない、カリキュラムの別のところやろう、という気にもならないからです。
テックアカデミーはメンターと1週間に1回30分一対一で相談できます。
↑これは良い!講師を独り占めできる!!
チャットサポートは24時間あるものの、結果を待っていないといけないし、文字を打つ時間がもったいないし、一回のチャットで解決できなかった場合にがっかりするしで、これは正直ぼくには使いづらい。
初心者はいかんせん何が分かっていないのかが分かっていないので、質問を文章にするのが難しいことと、その時間が非常にもったいないと思いました。
実際にzoomなどで話して画面を見せるのがやはり一番手っ取り早いです。
AWSの環境構築は難しかった(というよりよく分からなかった)
AWSの環境のことをよく書きましたが、正直難しくてよく分からなかったです。
逆の意味でAWSの提供しているサービスの量や質がすごくてそれが分かっただけでも勉強になりました。
今もしもう一度AWSでやればかなり理解度が早いとは思いますが…
2スクール目【TECH.I.S】に通った理由
続いて、TECH.I.Sです。テックアカデミーに通ってから約2年経っています。
実はテックアカデミーが終わってから、色々目標は達成しました。
自分でコーヒーのECサイトをアップすることができましたし、今ご覧いただいているブログもWordpressです。
またコーヒーの簡単なクイズアプリを作りました。(まだ問題数少ない)
このクイズは別サイトを参考にさせていただき、(諸先輩方には、この程度なにこれと思われるのは、全くもって承知の上ですが笑)プログラミングを学ばなかったらこんなことすらもできなかったです。
今後も色々作っていきたいなーと夢を膨らませています。
テックアイエスに通うことにした理由
- プログラミングを副業で収入を得るところまで昇華できるかチャレンジしたかった。
- PHPを学んでみたかった。
- 転職も見据え、チーム開発をしてみたかった。
【TECH.I.S】に通って良かったこと
- チーム開発が楽しすぎた。
- 担当のスタッフさんが優しかった。
- 本社が島根県に魅かれた。
- 講師の幅がすごい。
- 独学で勉強していける地場が形つくれた。
詳しく説明します。
一番伝えたいことは、チーム開発が楽しすぎました。
TECH.I.Sのカリキュラムは、基礎をカリキュラムで学んで、中級で実際にプログラムを作りながら覚えて、最後にカリキュラムの進行が似ている生徒数人でチーム開発を行う流れになっていました。
ぼくのときは4人で組みました。
そしてそこに1人専門の講師がチームにアドバイザーとして加わります。
約2か月で何かを一緒に形つくり、それが実際に具現化される行程が楽しすぎて、もうこれだけやっただけで正直TECH.I.Sの学費は高かったですが、転職もしてなくてチームで組む機会が全くない僕のってしたらとても楽しく有意義な時間でした。
チームで作りたいものは、チームのみんなで最初に意見を持ち寄って考えます。
TECH.I.SはWebアプリケーションに適した言語「PHP」のカリキュラムが主になります。
それで作れるものを考えていきます。
ぼくの時は、GooglemapのAPIを搭載した地図の検索アプリのようなものを作りました。
全然もう講師の方がいなければ作れなかった感じですが、自分一人では絶対に作れないものを作ることができたので達成感がたまりませんでした。
担当のスタッフさんが優しかった。
スタッフさんが入学から最後までずっとお付き合いいただけるので、比較的スクール内でも和ができる感じでよかったです。
下記の記事でも書いています。
ぼくは、以前テックアイエスの「長期Proコース」というコースを受講させてもらいました。 その体験談を元に、テックアイエスの公式サイトで出ている3つの特徴が実際どうだったのかを考察していきます。 デメリットなどは、こちらの記事に[…]
本社が島根県に魅かれた。
このコンセプトにやられました(笑)
講師の幅がすごい。
テックアカデミーは専門でメンターさんが付いてくれる分、他のエンジニアのことがよく分かりませんでした。
逆にTECH.I.Sは講師の方と幅広く接することができるので、プログラミングの世界を広げてくれるのに役立ちました。
大学で講師をされている方もいらっしゃったと思うので、その講師陣それぞれの考え方や世界観に増えることができたことが財産になっています。
独学で勉強していける地場が形つくれた。
これはかなり重要。
開発環境から調べ方など、講師に安易に聞くと手厳しい意見を言われたりもしましたが、最終的に自分で調べる力が身に付くこと。
テックアカデミーは、初心者の初心者が学ぶのには最適だとは思いましたが、ぼくは自立するところまで行けませんでした。
「エンジニアの世界が広すぎる」と現実を突きつけられて終わったような感じです(笑)
ただ、スクールが2つ目である程度レベルが上がってきたということもあるかも。
【TECH.I.S】で難しかった点
- どの講師にあたるか分からない
zoomで分からない所を相談できるのですが、講師の方は沢山いらっしゃり、誰にあたるか蓋を開けてみないと分かりません。
夜の講師の方は、現役で会社員でエンジニアをされている方が多いと思いますので、お昼の講師はほんわか和やか、夜の講師は現実的、という印象です。
プログラミングスクールに通うべき理由
- 独学は本当に心が折れます。
- 講師や他の生徒と触れ合うことで世界観が広がる。
独学は本当に心が折れます。
これは間違いありません。
paizaやProgateなど無料で学べるサイトが数多くありますが、続きません。(自分のことなんだけど笑)
そして本当に最初は分からないことだらけなので、それをコツコツ質問できればいいのですが、そういう環境を自分で用意しなければなりません。
正直本当に継続が難しい。
カリキュラムやテキストのクオリティは多少の使いやすさや色々あれど、今後自分で調べて勉強していくことが前提になります。
人生において長く勉強すればするほど無料サイトやスクールのテキストで差はなくなっていく、と思っています。
ただ、それでも高いお金を払ってスクールに通う価値は、
・お金をわざわざ払って初心者が勉強を無理やり継続させるきっかけだということ。
これが最大のお金を払う理由だと思っています。
結局金で解決か、ということになってしまうのですが、
いくらpaizaやProgateの無料サイトを有料に切り替えて毎月1000円程度のお金を払って勉強しても胆力・継続力が無いと続きません。
ただし、このことは、スクールを卒業した後も独学でプログラミングを勉強し続けることを前提にお話ししています。
まとめ
最終的には、スクールに通うためには、プログラミングを学んで何を達成したいのか!これが一番重要です。
その目的意識がなければ独学をお薦めします。
学費は正直テックアカデミーもTECH.I.Sも安くありません。高い学費がもったいない!!
- テックアカデミーの【セット割】Webデザイン+WordPressセット:(3か月で)360,800円
- TECH.I.Sの副業コース:(6か月で)457,600円
※料金は、2023年2月現在各社HP参照しています。
とりあえずカウンセリングは無料なので、気になる方は、どこかの会社に相談してみるのも良いかもしれません。
最終的には学費を取り返したつもりになるのは自分の努力次第、だと思います。
ぼくは、実際にスクールに行ったおかげで、人生でかけがえのない勉強だったな~と感じています。
この1歩2歩が無ければ今このブログを書いていることも恐らく思いつかなかったでしょう。
義務教育では教えてくれなかったし、社会人になってわざわざ大金を払って学んだ価値があったな~と今ではしみじみ感じています。
皆さんの参考になれば、跳んで喜びます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!またね~
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