クルーズのランクとマーケットを図で表してみました。
クルーズのランクとマーケットをピラミッド型の図にしてみました。昔はブティッククラスがラグジュアリーに含まれ3クラスでしたが、最近は北米マーケットを見本にし、今やグローバルな基準になりつつある4クラスに分かれています。最近はヨットや、帆船、リバークルーズも多く商品化され多様化しています。
参考:一般社団法人 日本外航客船協会(https://www.jopa.or.jp/index.html)
【PR】海外旅行の無料一括提案サービスで各旅行会社の料金をカンタン比較
新婚旅行にも、卒業旅行にも、ひとり旅にも。『タウンライフ旅さがし』は旅行者と旅行会社を繋いでくれる無料サイト。自分の海外旅行の希望を入力すれば、複数の旅行会社から同じ条件のプランの内容と見積もり金額が届きます。⇒複数の旅行会社へ同時問い合わせで時間を節約してみる
ランク分けの基準について
実は明確な基準があって分けられているわけではないのです。しかしながら、ホテルも価格や目的に合わせてシティホテル、リゾートホテル、ビジネスホテルとあるように、客船も分けられています。
判断基準の目安となっている指標はあります。
- 総トン数
- 乗客定員(ツインベース)
- 乗組員数
- 乗組員一人当たりの乗船客数
- 乗船客一人当たりの総トン数
一般的には、船が大きいほど乗客が多くなるため、1人当たりの乗組員数も減り、料金が安くなる傾向があります。
そのため、マーケット的にもピラミッドの土台を形つくるようにパイが大きくなります。
なぜかというと、理由は2つ。
- カジュアル船であっても、MSCクルーズにある「ヨットクラブ」のようにハイグレード客室を設け、ワンランク上のサービスを提供している客船も多くなっているから。
- キュナードラインの様に等級制を採用し、一つの船の中にスタンダードからラグジュアリーまで含まれている船があるから。
上の表は、あくまで一般的なざっくりとしたランク分けということで考えてください。
最上級の客船が必ずしも良いという訳ではない。旅行の目的にあった客船を選ぼう。
これから客船のランクを紹介します。
主にその船会社がそのランクにはまれば、そこの船会社が所有する客船はほぼほぼそのランクに当てはまります。
ブティックやラグジュアリークラスの客船が良いというわけではありません。
例えば、オトナな雰囲気を楽しみたければラグジュアリー以上、最新型の船内設備やエンターテイメントを家族で楽しみたければカジュアルクラスを選ぼう、という感じで客船を選んでいこう。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
クルーズ客船のランク「ブティッククラス」
まずは最上級クラスです。
非常に高価な客船が多く、訓練を十分に受けたスタッフより手厚いサービスを受けることができます。
アルコール類飲み放題や寄港地観光(ショアエクスカーション)の料金も含まれるなどのオールインクルーシブな値段設定になっている客船も多いです。
小型船のメリットを生かし、普段寄港することの少ない極地や秘境にも入っていくことができます。
南極クルーズもこの分類が多いですね。
代表的なクルーズ会社
- ポール・ゴーギャン
- シーボーン・クルーズ
- ポナン
クルーズ客船のランク「ラグジュアリークラス」
日本の方に人気の船会社だとキュナードラインやクリスタルクルーズがこのクラスになります。
中小型客船が多くなりますが、船会社によってかなり差があります。
ウインドスターやオーシャニアは取り扱う会社によってはラグジュアリーになることもあります。
- 高級感溢れる船内デザインやブランドのアメニティなどもある。クオリティの高いおもてなしやサービスを受けられる。
- 小型船でしか寄れない寄港地やこだわりの航路が多い
- 航路にもよっても差はあるが、欧米航路などではフォーマルナイトの日の乗客のタキシード率が60%以上になることも。
代表的なクルーズ会社
- クリスタル・クルーズ
- シルバーシー・クルーズ
- キュナード・ライン
- リージェント・セブンシーズ・クルーズ
クルーズ客船のランク「プレミアムクラス」
中大型客船が中心になります。
落ち着いた船内。
フォーマルナイトの日の乗客のタキシード率は航路や船会社にもよるが20~60%くらい。
代表的なクルーズ会社
- セレブリティ・クルーズ
- プリンセス・クルーズ
- ホーランド・アメリカライン
- オーシャニア・クルーズ
- アザマラ・クラブ・クルーズ
- ウインドスター・クルーズ
クルーズ客船のランク「カジュアルクラス」
大型客船が中心になり、エンターテイメント性が重視されています。
最先端の設備や、想像以上の施設に規格外の感動体験を得られるのはこのクラスです。
乗客が多くイベントや有料レストランなどは少し混雑することもあります。
- 充実したかつ最先端の船内施設でファミリーや若年層に人気。
- 服装や雰囲気がカジュアルで初めての方でも参加しやすい。
- タキシードを着る方はかなり少ない。
- 世界的なクルーズ人気に伴い、毎年のように最新客船が造船される。
- 年間を通じてどこかの母港を起点とした定点クルーズを実施することが多く、寄港地の魅力度は下がる。
代表的なクルーズ会社
- ロイヤル・カリビアン・インターナショナル
- ディズニークルーズ
- MSCクルーズ
- コスタ・クルーズ
- ノルウェージャン・クルーズライン
- カーニバル・クルーズ・ライン
- スタークルーズ
- セレスティアル・クルーズ
- プルマントゥール
日本のクルーズ船は?
ぱしふぃっくびいなすが残念ながら、2022年をもって現役より退きました。
残る飛鳥Ⅱとにっぽん丸は、ラグジュアリークラスと見ていいと思います。
飛鳥Ⅱは「クルーズシップ・オブ・ザ・イヤー」を獲得し続けている日本を代表するクルーズ船になります。
総トン数小柄な約5万トン。
小柄ながらパブリックスペースの数や規模は日本船の中でも充実しており、乗客1人あたりのスペースは世界トップレベルとも言われています。
にっぽん丸は、飛鳥Ⅱよりも更に小型な総トン数約2万トンサイズです。
まとめ
本日は、クルーズの世界における船会社や客船によるランクとおすすめの船会社などをご紹介しました。
これを読んでいただいて、目的にあった客船を選んでいただけると跳んで喜びます。
またね~