船内では外国船ならではのサービスや異国の雰囲気を楽しみ、大海原をゆくデッキから眺める太陽は絶景で、海側から望む日本の町並みは新鮮で、心に残ること間違いなし。
クルーズ全体の魅力について「【初めてのクルーズ】クルーズの魅力と初めて客船に乗ったらやりたいことまとめ」の記事で紹介しています。
- 飛行機に乗らずとも海外旅行気分を味わせてくれる!
- 海から再発見する「日本」!!
- コスパ最強!!!
外国船で行く日本発着クルーズの魅力
魅力①飛行機に乗らずとも海外旅行気分を味わせてくれる!
港でチェックインをして、ギャングウェー(橋)を渡って外国船に一歩入れば、そこはまさに海外。
玄関口のアトリウムは吹き抜けの空間で華やかな雰囲気が漂う。
クルーの大半は外国人で、内装にも船会社のお国柄がにじみ出る。
船自体が目的地となり、日本出国をすることになるので、必ずパスポートの携帯が必要です。
魅力②海から再発見する「日本」!!
開放的なデッキからは、ダイナミックな自然や街並みが見渡せる。
訪れたことがある街も、海側からはあんまりみたことないでしょう?
港に接岸するタイミングはとっても新鮮ですよ。そして港降りたら、地元の方温かく迎えてくれるんですよ!
最高です。
季節イベントのなかでも夏の花火クルーズはめちゃくちゃ人気が高く、船上から混雑なく眺められるなんて最高ですよね。
下手したら自分の客室のバルコニーから座ってスパークリングワイン飲みながら眺められるわけですよ!!
ダイヤモンドプリンセスから出ている熊野花火クルーズはこちら。
興味のある方は公式サイトに入ってから、右上の検索より「コース番号=K0554」で検索してみて下さい。
魅力③コスパ最強
毎日の食事も船内で行われるショーやイベントも全てクルーズ代金に入ってるんです。
これは日本発着クルーズに限らないですが(笑)
そしてその1泊当たりの金額が1万円台~なんです。
こちらは、ダイヤモンドプリンセスの2023年5月13日出発の「沖縄・台湾リゾートクルーズ8日間A」わたしが勤めていた会社で販売していたときも毎年とても人気のコースです。
那覇と石垣島行けて、台湾も行ける。
そしてその前後が終日航海なので、船内のアクティビティやたりアフタヌーンティーでクロテッドクリームをスコーンに塗りたくって口に頬張ることもできちゃう。
とってもバランスの良い航路。
ちょっと一旦客室タイプが色々あることや、プリンセスプレミアとはなんぞやというのは置いておいてださい。
一番安いので8日間で98000円。
ただし、寄港税などで13500円、あとチップ代は必要です。
思ったより安くないですか??!
3食の食事とイベントなども付いてこのお値段。
語弊を招くので先に言っておきますが、船内に入ると色々オプションがあってよく見えるので恐らくみんな船内で更にお金使っちゃいます。
有料レストランとか船内で見てしまうと美味しそうですからね。
飛行機でお金を使わなくていい分、寄港地と船内でお金使っちゃいましょう!
外国客船の日本発着クルーズは、海外に一回必ず寄港します
これなぜかというと、「カボタージュ制度」といって国内輸送を自国業者に限定するのか、他国の業者にも開放するのかという規則が関わっています。
カボタージュとは
国土交通省海事局では下記のように定められています。
・カボタージュ
https://www.mlit.go.jp/maritime/dic/ka.html
海運カボタージュとは国内の港間の旅客、貨物の沿岸輸送をいう。語源はフランス語。
カボタージュに従事する権利は、専ら自国船舶に留保されることは国際慣行上確立されており、二国間の通商航海条約においても、条約の適用対象から除外されている。我が国では船舶法第3条において、外国船舶によるカボタージュを原則禁止している。
(参考:航空カボタージュとは他国の国内二地点間、または海外領土間を運送すること。シカゴ条約により、各国は外国航空機に対しこの運送を禁止することができると定められている。)
つまり外国の船や飛行機は日本国内のみの運航ができない、ということです。
外国客船の日本発着クルーズはほとんどが日本国内周遊、 もしくは韓国や台湾に寄港する。
コロナ前までは、サハリンのコルサコフなどに寄港をするクルーズもありました。
しかしながら世界情勢的に難しくなったため、現在販売されているほとんどのクルーズが、韓国(釜山または済州島)か台湾(基隆(台北の最寄り港))に寄港することになっています。
これは結構ぼく的には魅力が減ってしまった事案です。
やはり雰囲気の違うロシアに寄港でき、かつ北海道に大体寄港する航路があって、それが魅力満載だったので、そういう航路が無くなったのは痛いです。
しかしながら今後は、寄港する船も多くなり、中国に寄港などバリエーションは増えていくとは思います。
どこの国にも旅行で訪れることが出来る”平和な世の中”になることを切に願っています。
クルーズの申込はどうしたらいいのか?
申込は大きく2つあります。
- 旅行会社の募集型企画ツアーへ申し込む
- クルーズ船を所有している船会社へ直接申し込む
①の場合は一般的な旅行会社で受付をしています。
大体1年位前からよーいドンと一斉に販売スタートしますので、クルーズのノウハウを持っている旅行会社で申し込むと良いと思います。
おすすめの旅行会社
下記の旅行会社あたりでしょうか。
JTBクルーズ
ずっとクルーズを専門で販売している会社や部署があるので十分なノウハウを持っているはずです。
言わずもがなの旅行の代表的ブランドです!
クルーズも多く取り扱っています。
ベストワンクルーズ
クルーズ専門旅行会社!取り扱うクルーズ商品の豊富さとスタッフの知識が売りですね。
クラブツーリズム
コロナ前まではクルーズ専門支店があり、添乗員も豊富なのでノウハウも十分。
クルーズ商品も国内海外問わず豊富なラインナップ。
②の場合は、①に比べるとあまり申し込みをされる数は多くないでしょう。
②の場合は若干価格が変わります。
ダイヤモンドプリンセスに例を挙げると、空室状況によって変動制の値段設定だからです。
飛行機と一緒です。
ただし、プリンセスクルーズなど独自のサービスを行っている場合もあります。
別途費用は必要になりますが、取消料免除プログラムや2023年クルーズであれば、楽天ポイントが付いたりとか。
でも、ぼくは旅行会社で申し込みをおすすめします。
出発前も、出発した船内も旅行会社のスタッフや添乗員がサポートやケアをしてくれる場合が殆どで、それを上回るメリットが②に思いつかないです。
結局人と人のサービスが重要なんですよね~。
どこで申し込んでも値段は一緒なのか
同じ船の同じ客室タイプであれば、客室の値段だけならばどこの旅行会社で予約しても値段は変わりません。
しかしながら旅行会社によっては、同じ航路・同じ客室タイプでも値段が変わる場合があります。
その理由は以下の場合が多いです。
- 寄港地でのオリジナルなショアエクスカーション(寄港地観光)を付けている(特に海外寄港地は付けている確率が高くなる)。
- 添乗員や船内のサポートスタッフ、港までの送迎スタッフなどが付く場合の人件費。
- 船内で特別なプログラムを付けている。(例|ダイヤモンドプリンセスの場合:有料レストラン、有料大浴場、操舵室の見学など船内有料プログラムを付けている)
- 往復の港まで宅配サービスを付けている。
- 横浜港や神戸港までの交通費を付けている(新幹線+最寄駅から港までの車)。
初めて日本発着クルーズに参加するならダイヤモンドプリンセスか旅行会社のチャーターがおすすめ
日本発着クルーズ客船の選択肢
2023年をベースに主なものだけ取り上げます。
- ダイヤモンドプリンセス
- MSベリッシマ
- セレブリティ・ミレニアム
- クイーン・エリザベス
- 飛鳥Ⅱ
- にっぽん丸
※今回は外国船をメインにしていますので、飛鳥Ⅱとにっぽん丸の詳細は割愛します。
この中であれば、クルーズ初めての方にお勧めするのはダイヤモンドプリンセスでしょう。
なんて言ったって日本人向けのサービスが充実しすぎています。
- 日本語スタッフが沢山いる。
- 日本語サポート:船内放送や新聞も日本語でご案内。
- 日本食のサービス
- 展望浴場がある(別途有料)
約100名の日本語スタッフが乗船。
船内の主要施設では日本語スタッフが対応するので言葉の心配がまず不要。
※因みにダイヤモンドプリンセスの乗組員は全員でおよそ1100名です。
(計算上日本語スタッフは約10%のみになりますが、言葉の心配は本当にない。)
朝は和定食の用意があり、夕食も和食を選ぶことが出来ます。
”たことわかめの酢の物”とかもありました。
有料寿司レストラン海(Kai)寿司では本格的なお寿司も食べられます。
ダイヤモンドプリンセスは、2004年に長崎で生まれた客船ですが、その時は日本仕様になっていません。
2014年に日本向け仕様に改装を行い、そこから毎年大規模な日本発着クルーズを展開しているという経緯があります。
船内の大規模改修して展望浴場「泉の湯」が作られました。
屋内にはオーシャンビューの岩の湯や糸杉の湯、ドライサウナ、ミストサウナ、打たせ湯があり、水着で入る屋外には男女共用のスパプール、足湯があります。
因みに別途有料で、1回90分で大人15ドル・子供10ドルです。(船内で要確認)
この日本サービスが付いてて外国船ですよ?
唯一無二です
MSCベリッシマもある
ベストワンさんが2023年にMSCベリッシマのチャーターを複数回行うようです。
MSCでは日本人向けのサービスがプリンセスクルーズほどは進んでいないで、色々なところで細かい不都合が生じます。
しかし旅行会社などで船まるまる一船をチャーターされている場合は、旅行会社の社員さんも沢山乗船されますし、航路なども旅行会社で選択できる自由もあり、船内イベントがアレンジされている場合が多いので楽しいです。
通常のMSCの定期航路は、クルーズ初心者の方にはおすすめしませんが、何度かクルーズに乗船されている方であれば、雰囲気も異なり、料理もイタリアーンで楽しいと思いますよ。
とりあえず申し込んでおこう
というのは、ちょっとこの3年間コロナ禍で、クルーズ船が運航せず、イレギュラーだったので、コロナ前のお話になりますが、ダイヤモンドプリンセスに関していえば、正直むちゃくちゃ売れてました。
スイートなど客室タイプの高い方から売れていきます。
最後に残るのは海側の一部視界不良客室やバルコニー付き客室
海側一部視界不良というのは、窓から海がみえるのですが、テンダーボートや救助用ボートなど何かが視界の一部を遮っている状態のことを指します。
そしてダイヤモンドプリンセスの場合というか多くの客船の場合ですが、客室としてバルコニー付き客室が一番多くのシェア(全体の56%)を占めるため、空いている可能性が高いという感じですね。
クルーズの一般的申し込みは、タイミングが非常に早く、大体乗船の9か月前、遅くとも半年まで前には申し込みたいです。
理由は単純で、とても混んでくるから。
コロナが関係なければ、クルーズの販売は1年以上前からスタートされ、リピーターが多いため、乗船中に翌年のクルーズを船内で申し込んでいかれる方も多いです。
ダイヤモンドプリンスの場合、365日のうちの約3分の2を横浜港発着、のこりの3分の1を神戸港発着でほぼほぼ1年中お客様を集客し、乗船させています。
ちなみにダイヤモンドプリンセスの乗客定員は、2,706人。
そして大体の航路が結構パンパンに予約で埋まるっているという…..
もちろん全ての乗船客が日本人ではなく、外国の方が飛行機でやってきて乗船する割合もあり、航路にもよりますが、1割~4割くらい毎度乗っている気がします(すみませんこれは勘)。
取消料は、出発日の90日前までかかりません。
思い立ったら吉日。
とりあえず申し込んでから考えましょう。
日本発着クルーズ
https://www.princesscruises.jp/faq/booking/
〈取消時期〉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・〈取消料〉
出発日の前日から起算して90日以上前・・・・・・・・・・・・・・無料
出発日の前日から起算して89日~57日前・・・・・・・・・・・・・予約金相当
出発日の前日から起算して56日~29日前・・・・・・・・・・・・・総代金の50%
出発日の前日から起算して28日~15日前・・・・・・・・・・・・・総代金の75%
出発日の前日から起算して14日前以降・・・・・・・・・・・・・・・総代金の100%
特に奇数で参加したい場合は要注意!さらにとりあえず早く申し込みましょう!
1名と3名で対応できる客室がかなり少ないからです。
3名4名客室にできる客室があり、その場合は二段ベッド又はソファーベッドになりますが、数が限られています。
1名の場合は、客船によって1名シングルユースの客室もありますが、かなり数が少ないので2名分を払って1名で参加する場合が多くなると思われます。
まとめ
外国船の日本発着クルーズを紹介しました。
ダイヤモンドプリンセスの2023年の日本発着クルーズならば、今からだと2023年9月以降の申込が中心になると思います。
実は飛鳥Ⅱとにっぽん丸と比べるととても安く行けるんですよね。
まあ客船のクラスも違うので一概には言えませんが….
でも日本の客船にはない、海外旅行気分が味わえるのは外国客船だからなんです!
ぜひみなさん、一度は外国客船に乗船あれ。
クルーズのランクとマーケットを図で表してみました。 クルーズのランクとマーケットをピラミッド型の図にしてみました。昔はブティッククラスがラグジュアリーに含まれ3クラスでしたが、最近は北米マーケットを見本にし、今やグローバルな基準にな[…]