新婚旅行は皆さんどこに行きたいですか?
一度はクルーズに行ってみたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
クルーズって基本日数が長く、お仕事をされている方だと中々参加しづらいですよね。
だけど一生に一度の新婚旅行なら大義名分があり、比較的長い日数でも参加できますよね!
会社で新婚旅行に10日間くらい行ってきますと言って何か言ってくる上司や会社の先輩がいたら僕に教えてください。
代わりに死ぬほど文句を言ってやりますよ!!
というわけでは今回は、新婚旅行におすすめのクルーズを、人気のエリア「地中海」エリアに絞って「20代30代の方が」「初めて」「新婚旅行」でやりたいことや基本情報をまとめました。
今回この記事で取り扱う地中海は広義の地中海で、エーゲ海やアドリア海を含む西はジブラルタル、東はレバノンやイスラエルの間を指しています。
地中海クルーズに行ったら絶対にやりたいこと6選
地中海クルーズに行ったらぜひやりたいことをまとめました。
- 港町ベニス(ヴェネツィア)からあこがれの出港をしたい。
- 白亜のサントリーニ島でおしゃれな写真を撮りたい。
- 現地や船内で本場のパスタを食べたい。
- 地中海の風に吹かれながらテラスやバルコニーで美味しいご飯を食べたい。
- おしゃれをして船内パーティーに参加したい。
- 星空を見ながらバーでカクテルを飲みたい。
【基本】そもそも地中海ってどこ?
地中海とは、ヨーロッパとアフリカ地域に囲まれた地域を言います。
クルーズに関して言うと、東西に大きく分かれ、スペイン、フランス、イタリア、ポルトルを含む西地中海と、イタリア、ギリシャ、クロアチア、をまわる東地中海に分かれます。
特にギリシャの島々をまわる、ギリシャに特化したクルーズはエーゲ海クルーズと呼ばれています。
その北部、イタリアの長くつの膝裏あたりに位置するベニス港発着のクルーズはアドリア海クルーズと呼ばれています。
今回地中海の中でもお勧めしたいのは、アドリア海とエーゲ海ですね!
地中海のベストシーズンは?
地中海では一年中クルーズを行っていますが、ベストシーズン5月~10月です。
この時期は、雨もほぼ降らず天候も安定しています。
クルーズ自体の金額は、欧米人の方からの引きが強く、トップシーズンの7月8月は料金もぐっと上がります。
新婚旅行の日程などを自由に選べるのであれば、4月・5月と10月のクルーズは比較的お値打ちになります。天候も良いですし、ピークシーズンほど船も寄港地も混雑しないので快適です。
しかしながら10月中旬あたりからは場所によっては季節が冬に向かっている感じは否めないでしょう。
冬の地中海は安くておすすめ
11月~4月は冬のスケジュールになり、大方の船会社が別の海に配船を変え、地中海クルーズの本数が減りますが、イタリアの客船MSCクルーズなどは最新型の客船を冬の地中海残して運行しています。
これがなんて言ったって、航路がむちゃくちゃ良いくせに安い!
詳しくは「地中海クルーズに格安で乗船するために知っておくべき知識」でご紹介しています。
地中海クルーズはご飯と景色
圧倒的にご飯と景色です!
港町が多いので圧倒的に海鮮がおいしい。
その港で船が食材を仕入れるから、また船内でも美味しい。
アドリア海のタコとかなんであんなにおいしいんだろう。
そして絶対やりたいことリストにも載せましたが、本場のイタリアで、そしてイタリアの客船(MSCやこすたクルーズ)でパスタ(ピザも)を食べてください!
やはり本場は違うといいますか月並みの表現になってしまうのですが、イタリアは縦に長い国なので、地域によって食文化が異なります。
よく知られているのは南のナポリ風ピザ(少し生地が厚い)や、北部のミラノ風ピザ(比較的薄い)があったり、ベニスに行けば真っ黒なイカ墨のパスタが有名ですね。
またワインも豊富な種類があり、その土地土地のワインを楽しみたいですよね。
続いて観光ですが、島が多いこと!地中海の島に行くことは中々簡単ではありません!し、日本人の方で地中海の島々に行かれてる方はまだ少ないので自慢にもなりますよ!
アドリア海エーゲ海には、サントリーニ島やミコノス島といったかわいらしい島もあり、西地中海クルーズの定番と言えばマルタ島やシチリア島です。
地中海クルーズのデメリット
地中海沿岸は、歴史を見ても港町が発達しています。港の発展と歴史を切り離すことができません。
その分たくさんの港があり、ひとつ地中海クルーズのデメリットを上げるとすれば、忙しい。
どういうことかと言うと、港町が多すぎてクルーズによっては毎日寄港します。
なので、後半で1泊でも終日航海が入っている航路を選んでいただくといいですね。
寄港地での滞在時間は長ければ長いほどよく見えるのですが、船内でも楽しいことがあるので、人によっては疲れてくると思います。
それでもクルーズの良いところは、ホテルを毎回変えるわけではないので、スーツケースのパッキングや荷物の出し入れを毎日しなくても良いというのが良いですよね。
乗船はどこから?
地中海の寄港地は無限にあります。
基本的にメジャーな都市から出港できます。
ツアーに参加しても自分でクルーズの手配をしても同じですが、日本から飛行機で飛んで船に乗るので、主要な空港が港と近いと、飛行機の到着時間が午前中ならばそのまま船に乗れます。
例えばバルセロナ、ベニス、アテネが港と街が近いです。
反対にローマやミラノは街の中心部と港が車で約3時間近くかかるため、船に乗る前に街で一泊することが多くなります。
バルセロナは観光する場所がとても多いので、クルーズの一寄港地では時間が足らないので、バルセロナから乗船か下船ができる航路を選ぶといいですね。
また地中海が西と東に大きく分かれる話をしましたが、プレミアムクラス以上になってくると、西のローマ(チビタベッキア港)を出港してアドリア海やエーゲ海に行くパターンがありますが、その場合はイタリアの長くつの先端部分を迂回していかなければならないため、クルーズの日数が長くなります。
新婚旅行やお仕事をされている方は、西なら西を回る、東なら東を回るクルーズを選びましょう。
僕のおすすめは、ベニス港から出港するアドリア海とエーゲ海です。
ベニス(ベネツィア)港は大型客船が入ることができません。なぜなら船が起こす波によって歴史的建築物や排気ガスによる海洋環境への悪影響が懸念されているためイタリア当局が規制をしています。
日本の飛鳥も入ることができません。
しかしベニス発着を主に行っているのがイタリアの客船MSCクルーズです。
最近日本ではMSCベリッシマという船が運行されてご存じの方も多いのではないでしょうか。
そのMSCの中で最新型ではない比較的中型の船がベニス港発着でアドリア海やエーゲ海のクルーズを4月~11月頃まで行っています。
サンマルコ広場の目の前を通って出港していくその景色はもう最高です!!!
海側から眺めるサンマルコ広場はクルーズだけの特権ですよね。
こんな歴史的建造物が立ち並ぶ運河の中を通っていくことができるんです。
出港直後は、ほぼ全ての乗客が外を眺めているのではないでしょうか。
お部屋の選び方
僕は圧倒的に海側バルコニー付き客室をオススメしています。
地中海クルーズは毎日のように寄港地に寄ってお部屋にいないので、安く内側の客室をおすすめされたりもするのですが、クルーズコンサルタントの僕としては、人生で数少ないクルーズの機会ですので、惨めな気持ちもしてほしくない、という気持ちも込めて海側バルコニー付き客室です。
先程のベニスの出港シーンも自分のお部屋からベランダに出て眺めていられます。
絶対にやりたいことリストに入れた「地中海の風に吹かれながらテラスやバルコニーで美味しいご飯を食べたい」もバルコニーがあれば実現します!!
観光に割り切ってお部屋代は安くしようという考えも否定はしませんが、内側客室より少し広い海側バルコニー付き客室でぜひ参加してみてください。
こちらの記事も併せてどうぞ:【クルーズ】部屋の選び方|基本のキ
地中海クルーズに持って行くべきもの
運動靴で参加してください。クルーズはどうしても靴の持ち物が多くなります(笑)。
船内はおしゃれな靴にしたいし、でも寄港地はたいてい石畳の道路。運動靴じゃないと死にます。
また、シーズンに行くのであれば殆ど雨が降りませんから、帽子やサングラス、日傘、日焼け止めも持って言ってください。
まとめ
僕のおすすめはベストシーズンならば、圧倒的にアドリア海・エーゲ海です。
モデルコースは、ベニス港を出港して、クロアチアのドゥブロブニク、サントリーニ島、ミコノス島に寄港して一日終日航海が入っているコースですね。
冬に安く行くなら、シチリア島やマルタ島に寄港する航路ですね。
マルタ島はかつての軍港都市なので、クルーズ客船で港に接岸するシーンも大人気です。
シチリア島はレモンが名産でリモンチェロなんかのレモンのリキュールを彼女と飲むのも良いですね。
クルーズはどうしても寄港地の観光が少なくなります。バルセロナなんかはサグラダ・ファミリアとグエル公園を見てしまったらもう他に時間がない!なんてことも。
ただ地中海クルーズはそれ以上の興奮と体験が待っています。
歴史あるヨーロッパの港に接岸するシーンをじっくり見ているだけでも興奮するものです。
ぜひ地中海クルーズにおでかけください。