自宅でコーヒー焙煎をしていて、焙煎の際に出てくる『煙』で困ったことはありませんか?
こちらの記事では、自家焙煎で煙に困っている方を対象としています。
ぼくは賃貸物件で少なくとも500回は焙煎をしている経験をもとに困ったこと、また対処法を解説したいと思います。
賃貸でコーヒー自家焙煎していて困ること
賃貸物件でコーヒー豆を焙煎して困ることをまとめてみました。
- 台所の換気扇や換気扇の屋外の空気口が詰まる。
- 部屋の中で焙煎すると、煙で壁紙の色が変わりそう。
- 布団や衣服に煙の匂いが付く。
コーヒーの焙煎をしていて困る最大の悩みは、やはり「煙」ではないでしょうか?
ちゃんとした飲食店や焙煎所のお店なら、煙突を作ってマンションなどの上の方から煙を排出させるなどの対処法が可能だと思います。
しかし、自宅ではそうは行きません。
ぼくは、ダイニチ工業のカフェプロMR-101という焙煎機を使用しています。
カフェプロで焙煎した場合煙が出てくるのは、焙煎最後の約5分間です。
1ハゼが来る直前ですね。
煙はたくさん出てくる?
カフェプロMR-101を使った場合の煙はどのくらい出てくるのでしょうか?
実際に見てみます。
生豆は約150gを使用し、このくらいの煙です。
後ろの背景が白色なので、煙の様子が少し分かりづらいのと、少し風が強い日に撮影してしまいました。
そんなにたくさん煙が出てくるわけではないのですが、それでも室内で焙煎してしまうと影響が蓄積します。
そのため現在は自宅のベランダを使って焼いていることが多いです。
煙の中身
この下の画像は、焙煎機の後ろの部分です。
焙煎したときの煙の中には、煙と水蒸気とこの茶色いコーヒー成分?のようなものが出てきています。
この茶色いものは、室内で焼けば、換気扇のフィルターにも付いてだんだん目詰まりしてきます。
煙は煙の用に見えて粘着性の固形物が含まれており、それが壁紙や換気扇に付着するというわけです。
煙の対処法
①室内で焙煎の場合
・換気扇の近くで焙煎する。
・窓も開けて、風通しをよくする。
・焙煎頻度が上がってきたら、換気扇の目詰まり、換気扇の屋外空気口の目詰まりを気にする。
・1日程度はお部屋の中に香りが残る。
焙煎する回数が1ヶ月に数回程度でしたら、この対策で問題ないと思います。
しかしながら換気扇のフィルターは、汚れが蓄積します。
賃貸マンションやアパートの場合、換気扇から通じる屋外の空気口の出口の形によっては詰まってくる場合がありますので、気をつけましょう。
空気口の出口が網網の場合は要注意です。
この程度の焙煎頻度でしたら、白い壁紙でもほとんど影響を受けることはないと思います。
ぼくは初期の数十回を室内で焙煎していましたが、賃貸の解約の立会いで何かおかしいと言われたことは今までありません。
室内での焙煎の場合、お部屋の大きさや風通しの良さによって左右されるとは思いますが、少なからず匂いが残りますので、1日十分な換気をすれば、元通りの匂いになるという感じです。
②おすすめはベランダなど屋外
おすすめは「屋外」での焙煎です。
本当は一戸建てなどに住んでいれば庭があり、一挙解決できるのですが賃貸マンションやアパートの場合はそうはいきません。
ぼくはベランダで焙煎をしていることがほとんどです。
焙煎の頻度が高い方は、室内ではなく屋外での焙煎をおすすめします。
延長コードで電源をベランダまで伸ばし、運転を開始してからはコードの通る1センチを除いて、窓をずっと締めます。
これで室内への煙はほとんどシャットアウトできます。
しかしながら全ての煙はどうしてもシャットアウトできません。
気持ち程度ではありますが、煙は室内に入ってきます。
まとめ
賃貸マンションやアパートでもコーヒーの自家焙煎をすることはできます。
一戸建てじゃないからと言って、コーヒーの自家焙煎を簡単に諦める必要はありません。
ただし焙煎の際に「煙」が出てくるので、しっかり対策を行ってから焙煎を行うようにしましょう。
少しの焙煎でも換気扇への影響は少なからずあります。