自宅で豆を焙煎してみたいけど、ご近所の目や、「煙」や「音」で近所迷惑にならないかを心配されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事ではマンションやアパートにお住まいで、コーヒー豆を焙煎した場合の「煙」と「音」についてや、コーヒー焙煎ができる賃貸物件の選び方を解説します。
都内マンション3階のベランダで焼いています
ぼくは現在、東京都内の中野区で住んでいます。
中野区の5階建ての鉄筋RCマンションに住みながら、カフェプロの焙煎機でコーヒー豆を焼いています。
ダイニチ工業さんから出ているコーヒー焙煎機「カフェプロ MR-101型」を使っています。
ダイニチ工業さんからは3種類の焙煎機が販売されており、一番焙煎に特化した商品です。
焙煎をしていた物件を遡ると、名古屋市内で木造2階建てのアパートの1階、その前は大阪市北区の鉄筋RCマンションの7階で焙煎をしていました。
3か所の賃貸物件でコーヒー豆を焼き続けていました
一戸建てに住んでらっしゃる方であればお庭もあり、隣のお家とも距離があるので、焙煎をする際に発生する煙や音を気にする必要性は賃貸物件より少ないと思います。
しかしマンションやアパートに住んでいてもコーヒーの焙煎する欲求は消せないですよね?
そうするとご近所から「煙」や「音」でクレームが来るのではとビクビクしますよね?
ぼくも最初はそうでした。
なんや!怖がっとったんかい!!
しかし現在はこのカフェプロで焙煎を始めてから4年目で、少なくとも500回は焙煎をしています。
今までのぼくの奮闘の様子は、「賃貸マンションでコーヒー焙煎奮闘記~第一章~」をお読みください。
賃貸マンションでコーヒー豆焙煎奮闘記~第一章~コーヒー焙煎機を買った! ぼくは、ダイニチ工業さんの小型焙煎機「カフェプロMR-101」を使ってこれまで500回以上賃貸マンションや賃貸アパートで焙煎をしてきました。 その記録を残[…]
【結論】マンションやアパートでもやり方を工夫すれば近所からクレームは来ない!
みったまんの2023年現在の近所対策は以下のとおりです。
- 基本はベランダで焙煎している。
- 窓はぎりぎりまでしっかり閉める。
- できる限り日中に焙煎する。
- 雨の日は焙煎チャンスでもある。
現在焙煎4年目ですが、一度もクレームが来たことも指摘をされたこともありません。
基本はベランダで焙煎している
最終的に落ち着いたのは、ベランダで焙煎することです。
購入当初は室内で焙煎していました。
しかし焙煎頻度が上がるにつれ、色々不都合が発生してきたため、ベランダで焼いています。
最大の敵は一に「煙」、二に「煙」、三に「煙」!!
コーヒーの焙煎を自宅でやり始めてから、分かった最大の敵は「煙」です。
室内で焙煎すると少なからず煙が出ますので、それによって布団や衣類に匂いが付いたり、壁紙が汚れたりします。
これが一番の問題でした。
扇風機で煙だけ外に追いやったり、窓を開けて換気扇も全開で、とできる限りのことをやってきたのですが、換気扇はすぐ詰まるわ、匂いがつくわで、最終的にベランダで焙煎することに落ち着きました。
この記事を書いている現在は、3階に住んでいるということもあり、風通しがよく「煙」は比較的すぐ空に消えて行き、お隣さんに「煙」でご迷惑をおかけすることは少ないと思います。
次にベランダで焙煎すると、お隣さんや上下階さんへの「音」が心配になりました。
しかし、今となっては、こちらは正直どうでもいいくらい些細でした。
現在は、ベランダ9割、室内1割の割合で焙煎をしています。
自宅でコーヒー焙煎をしていて、焙煎の際に出てくる『煙』で困ったことはありませんか? こちらの記事では、自家焙煎で煙に困っている方を対象としています。 ぼくは賃貸物件で少なくとも500回は焙煎をしている経験をもとに困ったこと、ま[…]
窓はぎりぎりまでしっかり閉める
ベランダで焙煎をする際、電源コードは室内から延長コードで届けています。
その僅かな隙間以外はしっかりと窓を閉めて焙煎しています。
これでも煙は多少入ってきますが、いい匂いだな~という程度でとどまります。
できる限り日中に焙煎する
これは「音」対策です。
少なくとも豆がカラカラ回っている音と、最後排出された時に「音」ができますので、早朝や深夜には行わず、基本は日中に焙煎をするようにしています。
雨の日は焙煎チャンス
賃貸物件では雨の日はお部屋の窓を閉めがちです。
雨の音で豆を焙煎している音が気休め程度ではありますが、紛れるので雨の日は焙煎がし易いです。
コーヒー焙煎ができる賃貸物件の選び方8選
もし物件を選ぶことができる状況であるならば、マンションやアパートで焙煎をしたい時のおすすめの対策は以下のとおりです。
- ベランダ付き物件を選ぼう。
- ベランダが極力大きい(広い)物件を選ぼう。
- 2階以上のお部屋を選ぼう。
- 風通しの良い物件を選ぼう。
- 隣の建物とあまりに近い物件は避けよう。
- ベランダのフェンスは透過性じゃない物件なら尚良し。
- 室内での焙煎を考えているならば、換気扇の屋外通気口が広いかどうかを確認しよう。
- 屋外通気口を掃除できそうかどうかを確認しよう。
まとめ
あくまで皆さんの住環境によると思いますので、全ての場合に当てはまるわけではないとは考えています。
しかしながら、最大限の配慮と対策を行えば、さほど怖がる必要もないのかなというのがぼくの見解です。
ポジティブに考えれば、よくマンションなどの1階にコーヒーの焙煎屋さんのテナントが入っていることがあると思います。
その場合でも煙突を作ったりして排煙の対策をされていると思いますが、風で時々煙が流れてきて「あっ、いい香り」と思った経験はありませんか?
万が一コーヒーの煙がご近所さんへ流れたとしても、コーヒーを焼いている香り自体は害にはならないと思って日々過ごしています。
この記事を読んで、対策をしながら、自家焙煎を楽しむことができる人がより増えたら嬉しいです。
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