「色々なお店の〇〇の国のコーヒー豆を買って家で挽いて飲んでいます」という会社員の方で、もっとお金があれば驚愕の値段がする「ブルーマウンテン」の豆を気軽に買うことができるんだけどな~とお金に悩んでいませんか?
つまり月々に使えるお金がもっと欲しい、ということ。
ぼくもコーヒー好きがこうじて、自宅で豆を焙煎するようになり今はコーヒー豆の販売や、イベントへのコーヒースタンド出店を行っています。
今ではコーヒーの収入だけでコンスタントに月々2万円は少なくとも稼げるようになりました。
最初はネットでコーヒー豆を販売しようにも何から始めたら良いのかわかりませんでした。
そこでこの記事では、初心者の方でも自分でコーヒー豆の販売を始められるよう「販売の考え方」から開始方法までまとめて解説します。
この記事を読めば「初心者でもゼロからコーヒー豆を自分で販売する手順」が分かります。
ぼくがコーヒー豆の販売を始めてから培ってきたノウハウや経験を凝縮しました。
コーヒー豆の販売を始める方法
簡単3ステップです。
- 資格の取得と営業届出の申請をしよう
- 焙煎機や発送するための商品を用意しよう
- 販売をしてみよう
3ステップに進む前に、どのくらいお金がかかるか気になりますよね。
ステップ0 販売開始(開業)にかかるお金
この記事で解説するのは店舗を持たないネットショップでの始め方になります。
なぜ店舗を持たないかというと、初期費用が安く副業にぴったりだから、です。
初期費用ですが、焙煎機と豆を挽くグラインダーに左右されますが、大体5万円~20万円くらいを想定してください。
焙煎機は小型の全自動焙煎機で想定していますが、10万円以下でも可能です。
もしかしたらコーヒー好きな方は既に良いグラインダーをお持ちかもしれないのでその場合はもっと安くなります。
詳しくは、「コーヒー豆の焙煎は儲かるのか?|会社員がコーヒー豆の販売を行った副業の収支を公開」の記事でまとめています。
ステップ1 資格の取得と営業届出の申請をしよう
資格の取得
コーヒー豆を売るにあたり必要な資格は、「食品衛生責任者」のみです。
食品衛生責任者の資格を取得するには、全国の都道府県や自治体が主催する講習を1日受けるかオンラインで受講するだけです。
大体1万円くらいの費用が必要です。
届出がひとつ必要
HACCP(製品の安全性を確保しようとする衛生管理の手法)義務化にともない、令和3年6月から厚生労働省のオンラインシステムでコーヒー豆焙煎・販売業は届出が必要になりました。
申請は簡単で、オンラインですることができます。
飲食店経営などの「営業許可」とは異なり、施設の基準はなく、手数料もかからず有効期間がないため更新の必要はありません。
詳しくは、「コーヒー豆を焙煎して販売する方法|届出と許可まとめ」の記事でまとめています。
ステップ2 焙煎機や発送するための商品を用意しよう
最低限必要になるものは以下のとおりです。
- 焙煎機(機械でも手網でもなんでもOK)
- コーヒー生豆
- 包装容器(焼いたコーヒー豆を専用の袋に入れて発送する)
- 郵送するの箱(A$サイズで厚み3センチ以下が安く送れる)
- シーラー(包装容器を密閉するため)
- ふるい(チャフを取り除くため)
- ジップロックなどの保存容器(豆の保存容器のため)
- グラインダー(器具がピンキリ)
コーヒー生豆の仕入れ方法については、「【コーヒー焙煎副業の始め方】コーヒー生豆の仕入れはどこからするの?」の記事で詳しく解説しています。
包装容器と郵送の箱は、百均などでも手に入りますが、ちゃんとしたものを用意したい場合は、ニコノスなどのオンラインショップで購入するのが良いでしょう。
下記の画像のようなセットを購入することができます。
厚みは3センチ以下でポストに入るサイズに合わせることで、クリックポストを利用することができ、送料を抑えることが可能です。
クリックポストでポストに投函できるサイズに押さえれば送料がなんと185円!(2024年時点)
僕が知りうる中で一番送料を抑えられる方法がクリックポストです。
コーヒー豆を入れる袋はできることならば、焙煎豆のガスが抜けるような仕組みの袋を使いたいところです。
ニコノスでも販売しています。
袋にも形状や素材がたくさんあり、郵送がメインならば「平袋」というカテゴリーがありますので、「平袋」を選ぶと、クリックポストに対応した厚み3センチ以下に抑えることができます。
ニコノスでは見本の取り寄せもすることができ、一度試すことができますよ。
焙煎機でどのくらいの豆を焼かないといけないのか
焙煎機は手動でも電動でもなんでも大丈夫ですが、ひとつだけ考えたいことがあります。
どのくらいの豆を焼かないといけないのか。
【月2万円の収益を得るための計算式】
月約3万円の売上で原価率が30%想定で月の収益は21,000円残るとする。
※単純に計算するため、自分が稼働する人件費は見込んでおりません。
月約3万円の売上で12ヶ月での合計売上がざっくり約40万円とします。
豆の種類によって売値は異なりますが、100gを700円くらいで販売想定したとして、年間で約40万円の売上を立てるためには、約57キロの生豆を焼くことになります。
実際には、100gの生豆を焙煎すると、水分が蒸発し、焼き上がりは80gくらいになるので、もう少し多い量の豆が必要になると思われます。
年間で57キロくらいの豆を焼くことを想定して焙煎機を考えてみてください。
おすすめの電動焙煎機は「【料金順】家庭用と業務用に電気小型コーヒー焙煎機を13商品比較してみた|日本製ロースターもチェック」の記事で紹介しています。
ステップ3 販売をしてみよう
早速販売をしてみましょう。
簡単に始められるネット上の販売場所としては、「メルカリ」や「ラクマ」、「Yahooショッピング」の3つが上げられます。
この既にあるプラットフォームにコーヒー豆を出品してみましょう。
おすすめは断然「メルカリ」です。「メルカリ」はよく売れます。
Amazonや楽天市場に出品してみたいと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、Amazonは参入の審査が厳しい。
楽天市場は開業の初期費用が高いことを理由にここでは取り上げていません。
今後かなりのコーヒー豆の販売高を目指す予定ならば、Amazonや楽天市場での審査も視野に入れていきましょう。
「メルカリやラクマでコーヒー豆を出品販売してみよう|副業のススメ」の記事で詳しく解説しています。
ステップ+α ホームページを作って販売するチャネルを増やそう
ここからは番外編です。
初心者でも簡単に販売開始ができるメルカリやラクマで紹介しましたが、今後もっと大きな展開をしていきたいのであれば、自分のホームページを持つことは避けて通れません。
というわけで、番外編はホームページを最低限のコストで自分で作る方法です。
パソコンに苦手意識がない方であれば実現可能なレベルです。
ホームページにも色々種類がありますが、おすすめは以下のとおりで2段階方式です。
- 「BASE」の無料プランを使って、ショッピングカート機能のページを作り、
- WordPressでSEO対策にも強くオシャレなランディングページを作る
セキュリティの安全性や支払い方法の多様性の恩恵を、「BASE」からもらって、集客に強いオリジナリティのあるトップページ(ランディングページ)は自分で賄う、ということです。
手順①のBASEを使ったショッピングカート機能のページづくりは、「BASEでコーヒー豆販売のカート機能ページを作る方法」の記事で解説しています。
手順②のWordPressを使ったオリジナルのランディングページの作り方は「【副業】ゼロから作るWordPressでホームページの作り方(コーヒー焙煎豆ネットショップの開き方)」の記事で解説しています。
まとめ
以上3ステップでまずはコーヒー豆を販売し始めることができます。
あとはたくさん売るために商品のオリジナリティをどうやって作り込んで行くかなどを考えねばなりません。
独自性の重要性は「【副業】コーヒー豆販売はコンセプトをはっきりさせて売ろう」の記事で解説しています。
まずは一歩を踏み出して、コーヒー豆を販売して月2万円以上の副収入を目指してみよう。